前回、私と同じお店にいた風俗嬢から聞いた心霊恐怖体験をお話ししました。

やだな~こわいな~。

でも第二弾はやってくるのです!

【体験談その2】のぞく女

デリ時代の同僚で、恐怖体験をした子のお話です。

ゆうは、元々ソープにいたんですが、子供ができて長い時間拘束されるのがツライってことでデリに転職しました。

元ソープ嬢ということで、ホントは違法でやっちゃいけないことなんですが、デリでも本番をしていました。本人いわく「だってフェラめんどいんだもん~」とのこと。

私もフェラやキスよりもゴムありで入れる方が抵抗ないので、「だよね~!」ということでゆうとは気が合う仲でした。
個室待機ではなかったので、よくそういう話をしてゲラゲラ笑い声を上げていました。

ところがその日のゆうは、なんとなく元気がない。
話しかけてもうわの空、って感じで反応も良くありません。

心配した私は「体調が悪いのならちゃんと病院に行きなよ」と言ったのですが、「いやそうじゃなくて…。実はちょっとイヤなもの見ちゃったんだよね。」という返事が返ってきました。

稀に、デリで自宅に派遣されていってみてプレイ中にふと隣の部屋に目をやると、寝ている人がいる。
しかもその顔には白い布がかかっていた…。
なんてことを聞くこともあるので、私はてっきりそういう系かと早合点しました。

「そういうこともたまに聞くよね。でも呼んだ人もさみしくて仕方なかったんじゃない?もっとタイミングを考えろや!って思うけど、ちょっと頭おかしくなってしまってるのかもしれないね」

するとゆうは、「違うの、そんなんじゃなくて…。モロにお化け見たの初めてだったからさ、ちょっとショックで…」

お化けとはまた穏やかではないな…。

そのゆうの様子から、かなり怖いお化けだったのではないかと想像して、聞きたいような聞いちゃいけないような…。

「店長には言ったの?」
「いや、まだ…」
「言いなよ!そういう経験もあるかもしれないし!」
ということで、私が店長に電話するとすぐに待機場所であるマンションに来てくれました。

一つの部屋に、私・ゆう・店長の3人だけで入り、ゆうに詳しく話をさせることにしました。

「実は昨日のお客さんについた時のことなんだけど…」
ゆうは昨日22時~4時のシフトで、1時くらいにホテルに出張りました。
それからいつも通りにシャワーを浴びて接客し、あごが疲れたしもういいか!というところで、スキンを付けて挿入しました。

挿入というプレイをしていたことに若干眉をひそめる店長でしたが、腰を折ってはいけないと思ったのかとりあえずリアクションはしませんでした。

体位は正常位で、つまりお客さんが上になってゆうは寝転んでいた状態だったのですが、その途中窓の方でガタッと音がしたそうです。

まあ窓と言ってもホテルの窓はフタというか、窓ガラスがむき出しになっているわけではないので、音の正体を確かめるには窓の覆いを開けてから、窓ガラスを開けなければなりません。

お客さんの表情からすると、物音には気づいていなさそう。

「そりゃそうか、今入れてて一番いいトコだもんね。物音なんか気にしないか」
と思った瞬間!


客の右肩の後ろから突如顔が出てきたのです!

その顔は目を見開いていて、自分をしっかり見ています。
髪は黒髪で顔は青白く、頭から目の下までしか見えてはいないけど、明らかに女の人です。

客はもちろんピストン運動していますが、顔は宙に浮いているかのように一切動きません。

ゆうも驚きと恐怖で目を見開いていましたが、声を出すことはできません。
それに、行為が行為なだけに、どうしたらいいかわかりません。

でも、さすがに客がゆうの尋常ではない態度を見て、体の動きを止め、ゆうの視線の先である自分の右肩後ろを見ようとしました。

「あ、ダメ…!」
そんな至近距離でその顔を見たら失神するかもしれない!そう思ったゆうは声を上げて客が見るのを止めようと思いましたが、うまく声が出ません。

客は自分の右肩後ろを見ましたが、その瞬間に女の顔は消えていました。


客は「何もないじゃん?」といった感じで、霊の気配にすら気づかず鈍感な模様。
またピストン運動を再開するので、仕方なくゆうは目をつむって終わるのを待ちました。

無事客がイッた後、すぐにホテルを出ました。


あの現場からは離れることができたけど、自分を見ていたあの目が忘れられない。
目をつむって寝ようとしても、脳裏にあの顔が浮かび、自然と鳥肌が立ってしまう。

子供たちにそんなことを相談できるハズもなく、ろくに寝ることもできずに今日の出勤を迎えたそうです。

店長はその話を聞いて、「ゆうを怖がらすわけじゃないんだけどな、その女の霊がそのホテルとか部屋にいる奴ならいいんだが…。もしゆうに憑いてる場合はまた見るかもしれないな」と言いにくそうに話しました。
ゆうの顔が明らかに引きつりました。

「だからちょっと、今日はとりあえず帰った方がいいんじゃないか?また出て行って霊を見ちゃったら、ゆうお前この仕事できなくなるぞ?だから帰って寝れるだけ寝て、明日朝からお祓いに行け。変な霊能者とか占い師とかのところに行くんじゃないぞ。神社でいいんだ。3000円とか5000円とかでやってくれるから。それで様子を見よう。」
と言ってゆうを帰しました。

その日、日が変わって私が帰宅して寝る用意をしている頃、ゆうからメールが来ました。

「朝一で神社に行ってお祓いしてもらった。私があまりにヒドイ顔してたからか、神主さんが話を聞いてくれて。一応お祓いはしたのでもう悪さはしてこないと思うけど、念のため自分のご先祖さまのお墓参りもしたらどうですか?って言ってもらった。今からお墓参りに行ってくるよ」
という内容でした。

メールの文面からはいくぶんか落ち着けているような印象を受けたので、ホッとしました。

一週間くらい休んだ後、ゆうは無事仕事に復帰しました。
子供もいるし、お金もいるもんね。
その後同じ女の霊含め、そういったモノは見ていないそうです。
よかったよかった!

お手軽浄化法

「この部屋…なんか空気が悪いな」と思った時の、カンタン処法をお教えします!

手をパンパンとたたいて音を出すと、悪い気が流れていくそうな!
特に部屋の隅にはイヤなものがたまりやすいので、四隅でそれぞれパンパンするといいかもしれません。

でも

「そんなことしても無駄だよ」

と耳元で聞こえたらごめんなさいねw

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kiyoha

キャバクラ・クラブ・ヘルス・デリ・ソープでの勤務経験があります。
ナイトワークをする上で、少しでも役に立つ情報を発信していければと思っています。
こんな時代だからこそ、たくさんお金を稼ぎたいですよね!

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