「顔射すると肌がすべすべになるらしい！」
「中出しすると翌日肌の調子いいよね～」
なんて女子が話しているのを聞いたことがありますか？

“精子は肌に良い”ということは、うさんくさいのになぜか信じられていますよね。
真実はどうなんでしょうか？

「精子ごとき（笑）で肌がキレイになったらアタシら美容皮膚科行かなくて済んどるわ！」と思いつつも、一応調べてみました！

精液が肌に良い理由としてよく言われているのが、「タンパク質が豊富」ということです。
「あの白いのにそんなにタンパク質ある？」と思いますよね。

事実、“精子”はほとんどタンパク質でてきています。
ですので、“精子”だけ大量に飲めば、「タンパク質を補給できた♪」という状態になると思います。

しかし、ご存じの通りあの白い液体は“精子”のみで作られているわけではありません。
“精液”の中に“精子”が含まれており、精液のほとんどが“精漿（せいしょう）”という水分です。
精液の割合は、なんと精子１％・精漿９９％だというのです！

つまり、タンパク質は１％以下、ということになります。

１度の射精で出る精液のタンパク質含有量は、約１５０ｍｇくらいらしいです。
比較としてたまごと比べてみると、１個のタンパク質は６．２ｇ程度です。

ｍｇからｇに単位変わってるところからすでに察していただけるかと思いますが、精液から同量のタンパク質を摂取しようとすると、約４１発分をためなければいけません。

オエー！タマゴ食ってる方が全然いいやんけ！

ちなみに、肌に塗っても精液が肌の内部に浸透することはないので、意味はありません。

当然ですが、精液の持ち主が性病感染していると、精液の中にも病原体がいるかもしれませんので、女性なりが飲んで体の中に取り込んでしますと移ってしまうことがあります。

飲んで害がないだけならまだいいですが、害があるかもしれないだなんてますます飲むのがイヤになりますね！
（大半の方はそうだと思いますが、精液飲むのキライです）

でも、「やっぱり精子には女性をキレイにするパワーがある！」と信じて疑わない方のために、ソースを探してみました。

●女性の体が精液を取り込んだら、精液が女性の遺伝子を活性化させ、免疫力が上がったりして健康増進の役に立つ。
また、子宮収縮が起こって血行が良くな卵巣機能が上がる。

●精液に含まれていた男性ホルモンが女性の体内入ると、ホルモンバランスを調整しようとして女性ホルモンの分泌が活発になる。結果、肌や髪がキレイになる。

●避妊していたり、セックスをしていなかった女性よりも、生でセックスしていた女性の方がうつ病になりにくい。

このような説がありますが、決して生で挿入したり中出しを推奨しているわけではございませんので悪しからず。

その昔、中国の宮廷女官たちは、美容のために健康な美少年の精液を飲んでいたという記録が残っているそうです。
若い女の血の風呂に入るクレオパトラもゲーと思いますが、こちらもなかなかにオエー！ですね。
そうまでして若くありたいのか…。
運動せえ運動を！

“良薬口に苦し”という言葉は、この精液を飲むという習慣（？）からきている、という説もあるそうな。
うーん、信じるか信じないかはアナタ次第です！ｗ