「なんで風俗なんかで働いてるの？」
「う～ん、お金稼がないといけないし、それに気持ちいいこともキライじゃないし～」
「え、じゃあオレと付き合ったらタダでいっぱい気持ちいいことしてあげるのに＾＾」

オエーきも！！
としか思えませんよね。
でも、客は結構本気なんです。

風俗嬢にしかお世話してもらえないようなキモ客に限って、平気でそんなことをのたまいます。

「どういう神経してるんだろ？金払ってしか女抱けないくせに…」と思うのは普通です。

風俗という場所で、風俗嬢からされることは、すべて“お店のサービス”です。
レストランで、グラスに水を注いでもらったり、料理を並べてもらったり、皿を下げてもらうのと同じです。

しかし、どうもそれを理解していない客が多いです。
もちろん、楽しむためにわかっていても知らないフリをしているのかもしれません。

それに、そうして現実を思い知っていないから、こちらも色恋っぽい営業で客を引っ張ることができるというものです。

でも、「ラインのIDを教えてくれた。オレ、風俗行き慣れてないからそれが受けたみたい」とか「帰りにディープキスしてくれたし、多分オレのことは客としては見ていないと思う」という幻想すぎる幻想を本気で抱いている客が多すぎて、呆れますよね。

なんで店に来ているのに“個人的”な対応だと思われるのか…不思議でなりません。

お店で性的サービスを受けている、もしくはお店でしか性的なことができない状況にも関わらず、「オレがタダで気持ちいいことしてあげるのに＾＾」というキモ発言を平気でするのは、自分の状況を理解していないということです。

言い換えると“あなたが業務的な態度で接客しているのではなく、きちんと恋人的接客ができているということ”でもあります。

イラつく発言ではありますが、こういうことを言う客はアンケにあなたのことを悪く書くことはないでしょう。

私の客にも勘違い発言を繰り返すヤツがいました。

週に１回来る固定客だったのでガマンしていましたが、「オレいつも裸で寝てるんだ。だから一緒に住んだら毎日ヤリたい放題だよ」とか「付き合ったらもっとスゴイことしてあげるのに♪」とか、もう本当にウンザリでした。

その店を辞める時、その客も次の店に引っ張ろうと思ったのですが、「収入面からして次の店は無理だな」と判断したので、“もし客に真実を言ったらどう反応するのか？”という実験台になってもらうことにしましたｗ

最後の接客の日、いつもの「付き合ったら、うんたらかんたら…」という発言が出たので、「ごめーん！あたしお客さんと付き合うってことはないんだ★お客さんはお客さんだから。お客さんだから、こういう風にくっついたりしてるんだよ＾＾」と明るく行ってみましたｗｗ

すると相手の反応は…
激怒するかな？とか思ったのですが、「…やっぱりキミも、他の子たちと同じなんだ…。ミサだけは信じていたし、本当に愛していたのに…」
ということでしたｗ

発言自体はまたまたキモすぎてしょうがないですが、この返しからわかるのは“心の隅で風俗嬢は風俗嬢であるとわかっている”ということですね。

あまりの勘違い発言から「コイツ本気で頭おかしいんじゃねえの？」と思ってしまいますが、実は１０％くらいは理解しており、それでも認めたくないからそういう発言を繰り返すのかもしれません。

なんか、悲しくなりますね…。