一輝：僕はホストに行き慣れているなという人は無理です。「どんな世界か興味が合ってたまたま連れてこらた」はありかな。何事も冒険ですからね。しかし、1人でもホストにくるようになったり、指名して着たりする人は無理ですね。

私：なにがダメなんですか？

一輝：たぶん、その人たちは僕がすきなんじゃなくて「ホスト」が好きなんです。それは≪ホストをやっている僕≫かもしれませんけど・・・。
あたながキャバ嬢だったとして、お客さんと恋愛します。そしたらあなたはお客さんを恋愛対象としてみる人だし、お客さんもキャバ嬢を恋愛対象としてみる人ということになりますよね。
僕たちも全く同じです。
彼女は僕が「お客さんに惚れていないか」心配になると思うし、僕も「ほかのホストに惚れていないか」心配になると思うんです。キャバクラ好きの男が、彼女が出来たからと言ってキャバクラ通いを辞めるはずないのと同じで、ホストスキの女性が彼氏ができたからと言ってホスト通いを辞めるとは思えません。喧嘩したあとや会えない時にはホストに行くんじゃないかな。

私：なるほど、確かにその気持ちはよく分かります。

一輝：やっぱり、一緒に楽しめる人だとこっちも時間が過ぎるの早いです。何飲みたい、どれ食べたいっていってもOKしてくれて。もちろんこちらにも常識があるので高すぎる物はいきなり頼みませんよ。
その上、ノルマが達成できない時に甘えさせてくれるお客さんはだいぶ助けられました。
そういう人に限って自分からアフター行こうとかプライベートに逢おうとか面倒なことを言ってこないんですよね。
だからこちらも自分の誕生日は1番にその人に同伴のお願いをしたりとか、お客さんとして特別扱いしてたと思います。

私：今もその人とは付き合いがあるんですか？

一輝：ホストを辞めた時に携帯を新しくして引っ越しをしたので、お客さんとはだれ一人連絡とっていません。
ただ、その人は偶然また会えたら良い友達になれたらいいなとは思います。男と女なので友達は難しいのが現実かもしれませんが・・・。

一輝：ホストは、ディズニーランドくらいの感覚で行くのがちょうどいいと思います。たまにしかいかないから夢の国なんであって、毎日行けば夢じゃなく現実になっちゃうでしょう。
たまにホストクラブに行って、気を使ってもらってもてはやされて、自信を取り戻してまた次の日から頑張る、というのが理想だと思います。